eco検定

eco検定(環境社会検定試験)に独学で合格する勉強方法/公式参考書で十分

eco検定_テキスト

はじめに

eco検定にeco検定公式テキストとeco検定公式過去・模擬問題集をこなして1発合格しました。その経験をもとに独学で、合格する勉強方法についてまとめました。eco検定は、eco検定公式テキストと過去・模擬問題集をやれば合格できます。

受験動機

妻からeco検定を受験すると聞き、夫婦で同じ資格・検定を受験したことないねといった話の流れからじゃ、一緒に受験するかとなったため。

eco検定とは

公式サイトより引用させていただきます。詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。

eco検定は、専門家に限らず、学生から社会人まで幅広い方が受験しています。2006年の試験開始以来、これまでに約45万人が受験し、27万人を超えるエコピープル(=検定試験合格者)が誕生しています[2019年3月現在]。ビジネスシーンにおけるキャリアアップはもちろん、生活者として健康で安全な暮らしを送るために、eco検定は社会の様々な場面で役立つ検定試験です。

受験料・受験資格等について

■受験料
・5,500円(消費税10%込み)
eco検定の受験料は、クレジットカード決済ができません。申込登録後に申込書(払込
取扱票)が届くので払込期限までに払込取扱票を使って、コンビニエンストア等で
受験料を支払う必要があります。

■受験資格
・制限なし

■試験方法
・制限時間:2時間(試験開始30分後から退室可能)
・マークシート方式による選択問題

■合格基準
・100満点で70点以上が合格

■問題用紙
・持ち帰り可能
問題用紙を持ち帰ることができるので、回答をメモし自己採点できるようにしておきましょう。

受験者数と合格率

eco検定試験結果(2013年度~2018年度)より、2014年度から合格率は年々上昇しており2016年度から2018年度の三年間は、合格率が70%以上をキープしています。

eco検定試験結果(2013年度~2018年度)_表 eco検定試験結果(2013年度~2018年度)_グラフ

eco検定試験結果(2013年度~2018年度)は、2018年版 環境社会検定試験eco検定公式過去・模擬問題集の受験者データ eco検定試験結果及び公式サイト 受験者データ 2018年度 試験結果(全国分)を参考に作成しています。

試験結果

・勉強時間:20時間
・得点:84点 (100満点で70点以上が合格)

eco検定_結果

勉強方法

合格までに必要な勉強時間、適した勉強方法は個々人によるものが大きいと思いますが、私なりに独学で一発合格できる勉強方法についてまとめました。参考になれば幸いです。

■使用教材について
使用教材は、下記2冊を使用しました。

  1. 改訂6版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト
    編著者:東京商工会議所
    最新は、改訂8版です。
  2. 2018年版 環境社会検定試験eco検定公式過去・模擬問題集
    監修者:東京商工会議所
    最新は、2021年版です。
    目次に出題傾向、学習ガイドという項目があり、受験する上で有益な情報なため読んでおいた方が良いと思います。

問題内容は基本的に、環境問題に関するものです。環境問題に対する社会の動きが、
問題として出題されます。そのため、使用教材は最新版を購入しましょう。
この検定に限らず、資格や検定に使用教材を購入する際は最新版のものを購入することが、合格への近道だと思います。

勉強手順

下記、内容は私が行った勉強手順です。
①eco検定公式テキストを読む(使用時間:14時間)
要点をノートにまとめず、直接テキストに重要な箇所にアンダーライン、分らない言葉の意味を記入しました。覚えにくいと感じた単語、文章のみ、無印良品 らくがき帳に殴り書きし覚えました。一度じゃ、覚えられない単語、文章が出てくるので、それらは必ず時間が経ってから複数回確認作業を行いました。私がアホということもあり読めない漢字、単語が多く想像以上に1回通すのに時間がかかってしまいました。テキストの内容的にスラスラ読める方なら、1回読むのに5~8時間位でいけると思います。

②eco検定公式過去・模擬問題集を考えず解く(使用時間:6時間)
①が完了したら、問題を考えずに解答解説を見ながら答えを過去・模擬問題集に無印良品 こすって消せるボールペン ピンクを使って書きこみました。赤下敷き、赤シート等を使って文字が消えるペンならなんでもよいです。この際、解答解説に書かれた内容を理解しながら進めます。解答解説には、問題に関する内容が公式テキストのどのページにあたるのか書かれており、その部分を読み返すことで公式テキストの復習ができます。このやり方で過去・模擬問題集を1回通し、記憶の定着が甘い箇所のみ赤シートを使い復習しました。

勉強のポイント

・配点が2点となっている第5問、第7問、第10問を重点的に勉強する。
問題は第1問~第10問による構成で配点は各10点です。2点問題は、合計30点あります。
・長文の穴埋め問題の解答は、小さい数字の順に並ぶルールが存在する。

例 第25回模範解答より
2-1の回答
[ア] :3 < [イ] :5 < [ウ]:8 < [エ]:10 < [オ]:15
2-2の回答
[ア] :2 < [イ] :4 < [ウ]:7 < [エ]:11 < [オ]:14

過去・模擬問題集及び私が受けた試験ではこのルールは守られていましたが、
いつまで守られるかが分らないため注意が必要です。

・パリ協定締結に至るまでのポスト京都議定書における地球温暖化への国際的な取組みの流れを把握しておく。
これに関する問題が、良く出題されます。2018年版 環境社会検定試験eco検定公式過去・模擬問題集のeco検定模擬問題2 第7問が良い問題でした。
・問題文に「すべて~である」といった断言する文章がある場合は、ほぼ誤り。
eco検定にも当てはまりました。
・90点以上を目指すなら公的テキストの学習のポイントもしっかり覚える。

まとめ

eco検定公式テキストと過去・模擬問題集をやれば合格できます。合格だけなら、他のテキストを準備する必要はありません。eco検定の難易度は易しい、普通、難しいの中から選択するなら易しいにあたると感じました。但し、易しいからといって勉強無しで合格は難しい試験だと思います。日頃、環境問題関係に触れていない方は、公式テキスト内に出てくる単語が、分らない単語だらけではないかと思います。

余談ですが妻は、eco検定受験申込み後に試験日の近傍に別試験の試験が入ったため、そちらの方の勉強を優先しました。そのため、妻はeco検定を殆ど勉強せず受験し、50前半の点数で不合格でした。

これから受験される方においては、しっかり準備していただき、一発合格できるよう祈っています。

eco検定を受験して良かったこと

ここ数年、車の燃費が重要項目としてあげられ、開発されているのは何でだろうと思っていました。今回、勉強したことでトップランナー基準について知り、それで合点が行きました。
参考:国土交通省 自動車燃費目標基準について

また、読めない漢字が多いことに気づけたので漢字の勉強をしたいと思いました。
私にとってこれらが、eco検定を受験して良かったことです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。